詩歌の森日記
2021年6月3日 15時02分
ラベル : 講座
5/27(木)、5/28(金)
俳句実作講座 第1回目が開催されました。
講師は、高野ムツオ館長です。
はじめに、第1回目の題となっている
「植田」と「郭公」の季語を取り入れている
有名な俳人の作品を鑑賞していきます。
館長は鑑賞を進める中、「植田」「田植え」のように
似ている季語の区別について、
「郭公」と「閑古鳥」の印象の違いについて
お話をしてくださいました。
館長が現在のお住まいを決めるきっかけの一つに、
郭公が深く関わっているそうです(^^)
プライベートなお話から、俳句の基本まで
様々なお話もしてくださいました。
次に受講生の皆さんの添削指導です。
作品を見ながら、更に良くなるにはどうしたらよいのか
丁寧に指導をされる館長。
皆さん熱心に受講されていました。
館長は、「誰でも分かるように材料を配慮する事が大事ですが、
行き過ぎるのも好ましくない、その微妙な兼ね合いが難しいですね」
などの俳句の難しさについても教えてくださいました。
最後には、水沢高校の生徒さんと直接
お話をされる場面もみられました。
次回は6/24(木)、6/25(金)です。
お気をつけてお越しください(^^)
so/i
2021年6月3日 14時30分
ラベル : 講座
5月26日(水)に始まった古典文学講座万葉集
講師は岩手県立大学名誉教授の佐々木民夫先生です。
今回のテーマは「万葉集と大伴家持」
万葉集の編纂に大きな役割を果たした家持の
生涯と万葉歌の世界を学びます。
第1回「家持と『万葉集』」
第2回「相聞と挽歌」
第3回「家持と越中」
第4回「越中時代詠」
第5回「移り行く時」
第6回「あづま・みちのく」
第2回(6/2)では
亡妾挽歌(ぼうしょうばんか)や
家持と坂上大嬢との相聞歌を紹介していただきました。
妾(しょう)は正妻に次ぐ妻を意味するそうです。
妻を亡くし二ヶ月あまりで
恋の歌のやり取りをしていた家持。
時系列を聞き歌の背景を知ると
深みが増します。
最後には参加者からの質問も。
最終回は「あづま・みちのく」とありますが
東北地方と家持にはどんな関係があるのでしょうか
お話しを聴くのが楽しみです。
sat
2021年3月25日 11時38分
ラベル : 講座
3/18(木)、3/19(金)、3班 4班
俳句実作講座 第3回目が開催されました。
いよいよ最終日です。
第3回目の題となっている「薄氷」の季語について
お話をされる館長。
俳句での「薄氷」とは、春の氷のことで、
多くは動くものというイメージで作られている
そうです。(冬の氷とは別)
次に、「薄氷」「風光る」の季語を取り入れている
有名な俳人の作品を鑑賞していきます。
館長は、作者の句から感じられる思い、選んだ言葉について、
また、生い立ちから様々な俳号についても
お話をしてくださいました。
添削指導も順調に進み、
後半は館長に直接質問をされる場面も…
講座が終了した後は、
水沢高校の皆さんと、色々なお話もされていました。
館長、参加してくださった受講生の皆さん、
本当にありがとうございました。
次回も沢山のご参加お待ちしております(^^ゞ
so/i
2021年2月24日 11時00分
ラベル : 講座
2/18(木)、2/19(金)
俳句実作講座 3班、4班、第2回目が行われました。
先日の地震や、大雪の影響により大変な中でしたが、
沢山の方々が参加してくださいました。
外は晴れていて景色が良い中、受講生のみなさんと
雑談を交えながら講座が始まります。
はじめは、第2回目の題となっている
「寒雀」と「水仙」の季語について
解説をしてくださいました。
館長は、いくつか有名な俳人の俳句鑑賞を進める中、
寒雀の生態や、数が減っている理由、
水仙と深く関りがあるギリシャ神話とナルキッソスについてなど、
沢山の貴重なお話をしてくださいました。
次は受講者の添削指導です。
更に良くなるにはどうしたらよいのか丁寧に指導される館長。
館長は、「俳句は一瞬をとらえること、
様々な場面から一つを切り取って一句をつくることが
大事なことですね。」と仰っていました。
後半は受講者の方々からの質問にも答えてくださいました。
次回は3/18(木)、3/19(金)最終日です。
お気をつけてお越しください(^^)
so/i
2021年1月26日 10時54分
ラベル : 講座
1/14(木)、1/15(金)
俳句実作講座 3班、4班、第1回目が行われました。
第1回目の題は
「餅花(または繭玉)」もしくは「雪催」で一句。
自由題で一句です。
有名な俳人の中から、餅花や、雪催を題材にしている
俳句をいくつか鑑賞します。
館長は、他にも羽子板の意味や、なまはげの名称など
さまざまなお正月の行事について
貴重なお話もしてくださいました。
ひとりひとり丁寧な添削指導をされる館長…
受講生の皆さんも、ご自身の句と向き合い、
楽しみながら受講されていました。
後半は、季語について沢山の質問がありました。
館長は、俳句での季語は歳時記にのっているもの。
意味が限定されるので、季語の意味を大事にしたほうがよいですね。
色々考え工夫し、悩み、楽しみながら
作ってくださいと仰っていました。
他にも、受講生の皆さんが句を作りながら
疑問に思っていることについても直接お話をされていて、
とても内容の深い第1回目となりました。
次回は、2/18(木)、2/19(金)です。
お気をつけてお越しください(^^ゞ
so/i