詩歌の森日記

短歌入門講座 第2回

2020年10月1日 10時17分
ラベル : 講座

9/12(土)に短歌入門講座の

第二回が開催されました。

 

①鑑賞 その1

まずは、受講生の方に予め提出いただいた歌を

名前を伏せて鑑賞しました。

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工夫を凝らした表現や作者の拘りが感じられる歌が並びました。

先生も出来栄えにびっくりされていました( ゚Д゚)

自分以外の歌について、感じたことを

付箋に書いて、貼っていただきました。

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歌に感想をもらえるって嬉しい、とみなさん。

 

次に二班に分かれて、先ほどとは別の歌を

プリントした紙が配られました。

②鑑賞 その2

一首につき3分を目安に順番に感想を言っていただきました。

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すぐって難しい…(~_~)でも率直な感想も思い切って伝えてみると盛り上がる!!

読んだ人の数だけ歌は表情を見せてくれますね(^^♪

先生は、鑑賞は慣れがあるので

歌集を読んでみることをお勧めされていました。

 

③比喩

最後は比喩を使った実作をしました。

(比喩とは…物事の説明や描写にある共通点に着目した他の物事を借りて表現することです)

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一首づつ先生からアドバイスをいただきました(*^-^*)

感じたことを比喩などを使って歌にすることで

言葉の持つ力のマイナスな部分を抑制したり

プラスな部分を強調したり。。

そして短歌のリズムにのせると、

いい塩梅になっています。

 

言葉の和音を感じることができた第二回目でした。

 

 

Bakky

 

 

短歌入門講座 第1回

2020年9月17日 14時13分
ラベル : 講座

8月29日(土)

短歌入門講座の第一回が開催されました。

講師は宮城県気仙沼市出身、
高校(国語科)の教員でもある
歌人の梶原さい子先生です。

今年は定員を減らして開催しました。

 

短歌は難しいとか高尚と思われがちですが、

そんな風に思わなくてもいいんですよ

と、先生。

鑑賞や実作をとおして、

基礎から学ぶ全3回の講座です。

 

まずは・・・

①エクササイズ(^^)/

隠された部分【   】を考えてみます。

「いくつもの【   】が転がりて進みゆくなり列島の四季 内藤明」

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「昼と夜」「タンポポの種」「天気記号」

「サラリーマン」「悲しみ」…色々なジャンルの言葉が挙がりました。

他の人って自分が思ってもみないことを考えてるんだなあと

思いませんか。と先生。

実際の短歌は「首相の首」がはいるそうです。

タイムリーな内容ですね( ゚Д゚)

言葉遊びをしながら、教室の雰囲気と頭がほぐれてきました(*^^*)

次は・・・

②提示された上句(575)に

下句(77)を付けていく(付句)

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下句を自分で考えて、短歌に仕上げます。

2つのお題に取り組みました。 

 

「あの夏のあなたがとても好きでした」

受講生からは「ふわりと消えた携帯メール」

「会いたいと言うあなたは嫌い」

「長い黒髪風に吹かれて」などが挙がりました。

 

「ひどいこと言ってしまった帰り道」

受講生からは「買ったコーラの真っ黒な泡」

「空の絵の具に混ざって消えたい」などが挙がりました。

 

そして、一見関係のないところにもっていく手法を紹介して

いただきました。

例えば「遠いところに月一つある」など。

読手が想像を発展させるところに

短歌の面白さがあるとのお話をされていました。

 

最後の挑戦は…

③あらかじめ決められた題によって詩歌を作る(題詠)

お題は「水」です。

班に分かれて発表し合った後、全体で鑑賞しました。

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先生は短歌はやり取りなので、読み合うことも大事と仰っていました。

 

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講座を終えると、「歌」にうたわれている体験があっても

なくても、様々に思い浮かべて自分なりに味わうことができていました。

不思議と短歌を身近に感じることができた第一回目でした。

 

 

 

Bakky

 

 

 

 

 

 

俳句入門講座①

2020年9月4日 12時39分
ラベル : 講座

 

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8/30(日)に第1回俳句入門講座が開催されました。

講師は 『樹氷』 主宰で岩手県俳人協会会長、

NHK文化センターの講師などもされている

白濱一羊先生です。

 

前半は、「俳句とは何か」というところから、基本となる部分を

初心者でもわかるように丁寧に教えてくださいました。

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「俳句は短く、情景・場面を説明できない」

「切れ字で前後の言葉の関係を切り、想像の余地を作る」

「組み合わせる季語によって、意味にひろがりを持たせる」

などなど、作句のテクニックについてもお話しされました。

 

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後半は、受講生の皆さんに作ってきていただいた句で互選をしました。

一覧から自分の好きな句に点数を入れ、順番に発表していきます。

 

もっとも点を集めたのは、この2句。

・逝く夏や更地となりし郷の家

・爆薬の匂い深夜のバナナから

 

最後に、このほかの高得点だった句を含めて、先生が講評を行い、

語順や文法、句の情景まで分かりやすく説明してくださいました。

 

次回は9/6(日)です。

お気をつけてお越しください。(^^ゞ

so/i

俳句実作講座 第3回

2020年7月13日 09時21分
ラベル : 講座

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7/9(木)、7/10(金)

俳句実作講座 第3回目が行われました。

 

3月の開催予定から延期となり、

お待たせしてしまった中、

沢山の受講生の方々にご参加いただきました。

 

最終日となる第3回目の題は

「節分」もしくは「鳥帰る」で一句。

自由題で一句。です。

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ソーシャルディスタンスを確保するため、

会場は講堂となりました。

 

館長は、「 俳句は五、七、五と短いですが、

できるだけゆったりと簡潔に作ることも大事ですね 」

とお話もされていました。

 

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丁寧な添削指導に、みなさんも熱心に受講されていました(^^♪

 

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最後は水沢高校文芸短詩部の生徒さんと

記念撮影(^^)v

 

高野館長、受講生の皆樣、

大変ありがとうございました(*‘∀‘*)

 

次回も皆樣と楽しく講座ができることを

楽しみにしております。 

 

so/i 

俳句実作講座 第2回

2020年2月14日 10時19分
ラベル : 講座

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2/6(木)、2/7(金)

俳句実作講座 第2回目が行われました。

 

第2回目の題は

「吹雪」 もしくは 「寒卵」 で一句。

自由題で一句。 です。

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館長は、作品を見て疑問に思ったときは

上下の言葉を入れ替えてみるのもいいと助言をされ、

他にも、情景がさりげなく分かるように作ると良いですね。

とお話もされていました。

 

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講座中、屋根から積もった雪が落ちることもあり、

館長の 「 しずり雪 」 を使った一句で、

笑いが起きることもありました。(^^♪

 

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次回は、3/12(木)、3/13(金)の最終日となります。

お気をつけてご来館ください。(*‘∀‘)

so/i

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