詩歌の森日記
2018年3月25日 15時18分
ラベル : 展示
昨日3月24日(土)、
特別企画展「水原秋櫻子展―現代俳句の出発」が開会となりました。
13時から行われたオープニングセレモニーには、
水原康子氏(秋櫻子ご子息 故・春郎氏夫人)
德田千鶴子氏(秋櫻子孫)をはじめ、
当展企画委員の根岸善雄氏、記念講演講師の有馬朗人氏、
当館館長の篠弘、北上市長、教育長にご出席をいただきました。
左から館長、水原氏、有馬氏、德田氏、根岸氏
主催者、来賓からそれぞれご挨拶をいただき、
いよいよテープカット。
開会後の展示室では、
秋櫻子が主宰した俳誌『馬醉木』の会員のみなさまをはじめ、
たくさんのお客さまが熱心に展示をご覧になっていました。
その後
14時からは有馬朗人氏による記念講演
「四Sの頃を中心に―水原秋櫻子と山口青邨の友情」が行われました。
秋櫻子と同年生まれで、交流の深かった山口青邨。
その青邨に師事した有馬氏は、
秋櫻子について語る青邨の姿を振り返りながら、
ユーモアも交えてお話しくださいました。
「水原秋櫻子展」は6月10日(日)までの開催となります。
入場料は300円、学生は無料です。
※会期中は明日3月26日(月)のみ休館※
色紙・短冊、句帖などの自筆資料をはじめ、
書簡や写真、愛蔵の絵画など、
貴重な資料の数々を
ぜひこの機会にご覧ください!
H.H
2017年12月24日 13時06分
ラベル : イベント
展示
昨日12月23日、
3名の詩人をお招きし、
「詩歌と音のプリズム」展の関連イベント
「詩のことば、声のちから」を
開催しました。
開始時刻になると、会場となった展示室は満員に!
たくさんのお客さまに来場いただきました。
第1部は
ジェフリー・アングルス氏による講演。
日本語での詩の朗読をまじえながら、
詩を書きはじめたきっかけや、詩の英訳についてなど、
穏やかに、またユーモアたっぷりに、語ってくださいました。
第2部は
新井高子氏(写真左)を司会に、
金野孝子氏(写真中央)、ジェフリー氏の朗読とトークを行いました。
新井氏によって『東北おんば訳 石川啄木のうた』にまとめられた
大船渡での“翻訳”プロジェクトの話題からトークがスタート。
金野氏による情感豊かな「おんば訳」の朗読に、
会場のお客さまも、時にしみじみと、時にくすっと笑いながら、
耳を傾けていました。
後半では、
大船渡の土地言葉で書かれた金野氏の詩を
ジェフリー氏が英訳し、朗読。
短い時間ではありましたが、
英語、日本語、そして「ケセン語」を行き来しながら、
まさに、詩のことばと声が持つちからを
体感するイベントとなりました。
3名の詩人のみなさま、
ご来場いただいたみなさま、
ありがとうございました!
H.H