詩歌の森日記

北上市 高校生俳句バトル!2022②

2022年11月24日 14時10分
ラベル : イベント

 

午後からは、俳句甲子園形式のバトルを行いました!

学校ごとにチームを組んで競い合います!

 

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紅白に分かれ、各チームが俳句を発表し、

ディベートを経て勝敗がつきます。

1試合につき先鋒、中堅、大将戦の計3回、

対戦を行いました。

 

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選者は写真左側から順に、

神野紗希先生

高野ムツオ館長、

山下正彦先生(北上市芸術文化協会会長)

です。

 

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皆さん最初は緊張気味でしたが、

対戦を重ねていくごとに熱が入っていきました。

 

試合結果、各選者の特選は以下のとおりです。

 

〈優勝〉

黒沢尻北高校チーム

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〈神野紗希選 特選〉

自分勝手なあなたの足元にバナナ 

黒沢尻工業高校チーム 大上崇志さん(2年)

 

〈高野ムツオ選 特選〉

時は私をおいてゆく栗落ちた 

専修大学北上高校Aチーム 高橋ひよりさん(3年)

 

〈山下正彦選 特選〉

月の雨別れを惜しみ手を握る 

専修大学北上高校Bチーム 髙橋哉斗さん(2年)

 

皆さん、おめでとうございます!!

 

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高校生の皆さんが、楽しそうに俳句を作る姿や、

俳句バトルで熱心にディベートに取り組む姿が

印象に残りました。

参加していただいた高校生の皆さん、

神野先生、山下先生、

ご協力いただきましたスタッフの皆さん、

ありがとうございました!

 

A

北上市 高校生俳句バトル!2022①

2022年11月24日 14時07分
ラベル : イベント

10月8日(土)に、

北上市 高校生俳句バトル!2022が開催されました。

北上市内の高校生11名が、

ワークショップや俳句甲子園形式のバトルに

挑戦しました!

 

午前中は、俳人の神野紗希先生による、

俳句の作り方を学ぶワークショップが行われました。

 

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高校在学中、俳句甲子園をきっかけに

俳句を始められた神野先生。


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今回は北上市内の

黒沢尻北高校

黒沢尻工業高校

専修大学北上高校

3校の生徒が参加し、俳句の作り方や鑑賞の仕方を

教えていただきました。

 

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ワークショップの終わりには、実際に俳句を作りました!

 

皆さん、神野先生やスタッフの方、

一緒に参加した友だちとお話しながら、

楽しそうに俳句を作っていました。

和気あいあいとした雰囲気で、ワークショップは終了しました!

 

 

A

こどもの俳句教室2022 秋の部

2022年11月24日 13時37分
ラベル : 講座

10月2日(日)と16日(日)の全2回で

こどもの俳句教室が開催されました。

講師の小林輝子先生

そして門屋允子さん、片方典子さん、髙橋美恵さんと一緒に、

クイズや季語探しをとおして俳句を作りました。

 

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輝子先生、門屋さん、片方さん、美恵さん、

よろしくお願いします!

 

第1回目の10月2日の様子です。

 

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まずは俳句クイズにチャレンジしました!

答え(季語)を見つけに雑草園へ!

 

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ざくろの実を発見!秋の季語です!

 

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お家の中でも探しました!

 

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雑草園から帰ってきた後は、見つけた季語で俳句作り!

最後にみんなが作った中から、

お気に入りの俳句を選びました!

 

第2回目の10月16日の様子です。

 

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さっそく雑草園で季語探し!

空を見上げると…

 

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鰯雲(いわしぐも)が浮かんでいました!

こちらも秋の季語です!

 

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2週間前と同じ場所でも、秋が深まって、

見つけられる季語が変わってきていました。

 

戻った後は、俳句作りに再挑戦!

今回は作った俳句を、筆ペンで短冊に

揮毫(きごう)しました!

 

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普段はあまり使わない筆ペン。

皆さん集中していました…!

 

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力作ぞろいです!!作品は後日、館内に展示予定です!

 

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皆さん、楽しそうに季語探しや俳句作りに挑戦していました!

参加者の皆さん、

輝子先生、門屋さん、片方さん、美恵さん、

ありがとうございました!

 

A

俳句実作講座 1班 2班

2022年11月16日 14時47分
ラベル : 講座

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令和4年度 俳句実作講座(1班、2班)が開催されました。

講師は、高野ムツオ館長です。

 

◇◇第1回 8/25(木)、8/26(金)開催◇◇

はじめに、第1回目の題となっている「葡萄」「七夕」の季語を

取り入れている有名な俳人の作品を鑑賞していきます。

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「七夕」には「雨」がつきもので、雨の句が多いことや

季語の意味についても詳しく教えて下さいました。

他にも、類想、類句について、気を付けた方がよいとのことで、

エピソードを交えてお話して下さいました。

 

次に受講生の皆さんの添削指導です。

作品を見ながら、更に良くなるにはどうしたらよいのか

丁寧に指導をされる館長。

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「青葡萄」「青柿」など、果物に「青」つける場合の注意点や

難しさについても教えて下さいました。

(食べられるものと、食べられないものがあるため)

 

受講者から季語についての質問などもあり、

皆さん熱心に受講されていました。

 

◇◇第2回 9/15(木)、9/16(金)開催◇◇

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題は「花野」または「月」で一句、自由題で一句、です。

有名な俳人の作品の中から、「花野」「月」の季語を

取り入れている作品を紹介しながら、

季語の意味、作者の思いや情景なども詳しく教えてくださいました。

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添削指導では、言葉の選び方や語句の入れ替えについて具体的に

説明してくださいました。

(例)

月の出や(上五)→ 宵闇やとした場合、

月が出る前の闇となる。(一つの方法)

並ぶ屋根(下五)→ 屋根並びと入れ替えることで、

印象がやわらかくなる。

 

◇◇第3回 10/27(木)、10/28(金)開催◇◇

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題は「小鳥来る」または「露」で一句、自由題で一句、です。

「小鳥来る」という季語は、基本、朝や鳴き声であること、

対比として「色鳥」という季語があることも教えてくださいました。

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館長は、季重なりの質問に対して

・名句にも沢山ある。ケースバイケースで

必ずしも駄目という事ではないですが、注意はした方がよい。

・俳句を習っている時などは、避けた方がいいですね。

などなど、いくつかの具体例を参考に分かりやすく

説明してくださいました。

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良い俳句が多くなっていて、とても楽しく鑑賞できる。

是非、「鬼剣舞」「鹿踊」などの、ご当地季語を使って俳句をつくり、

大事に語り継ぎたいですね。とおっしゃっていました。

 

高野館長、受講生の皆様、

大変ありがとうございました。

 

次回も是非ご参加お待ちしております(*^^*)

so/i

 

短歌入門講座

2022年10月2日 16時13分
ラベル : 講座

7月から8月にかけて、

短歌入門講座が開催されました。

講師は、高校の教員で、

歌誌『塔』の選者も務めていらっしゃる

梶原さい子先生(宮城県気仙沼市出身)です。

 

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梶原先生の講座も、今年で7年目を迎えました!

 

鑑賞や実作をとおして、短歌を基礎から学ぶ講座です。

第1回目(7/9)では、短歌の基本的な決まりごとを学んでから、

「付け句」「題詠」に挑戦しました!

 

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エクササイズとして穴埋め問題!

紙で隠された箇所には、どんなことばが入るのか…

正解は…「海」でした!

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まず「付け句」に挑戦!

お題の上3句に、下2句を自分で作って、

1首の短歌を完成させました。

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次は「題詠」

「水」をお題に短歌を作りました!

辞書を引いて作っている方も…!

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最後は受講生同士でグループを作り、それぞれの短歌の感想を話し合いました!

 

第2回目(7/23)では、「物に語らせる」ことを意識した

短歌作りに挑戦しました!

 

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最初に、壁に貼られた短歌に、感想を付箋に書いて貼り付けました。

実はこの短歌はすべて、受講生の皆さんが事前に提出したもの。

今回のお題は「手」でした。「手のひら」や「手土産」、「千手観音」etc...

同じ1字が入っていても、作る人によって、様々な短歌が生まれました。

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「物に語らせる」作り方について、野球の短歌を例に学びました。

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早速挑戦します!

自分の言いたいことを「物」に託して、短歌を作る…

むずかしーーい!!

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作り終えたら、第1回目の時と同じように、

それぞれの短歌の感想を、受講生同士で話し合いました。

 

第3回目(8/6)では、「変わり歌合わせ」に挑戦!

 

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まず4つの字をお題として、班ごとに計4首の短歌を作りました。

今年は「大」「谷」「翔」「平」⚾!!

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お題の文字ごとに、各班の短歌を発表!

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発表者は、短歌の作者とは別の人が務めます。

良いと思うところをたくさん褒めました!

 

受講生の皆さんが真剣に短歌を作る姿や、

受講生同士で、それぞれが作った短歌について

積極的に感想を話し合う姿が印象に残りました。

梶原先生、受講生の皆さん、ありがとうございました!

A

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日本現代詩歌文学館

日本現代詩歌文学館の公式ブログです。学芸係が、当館の日常や詩歌の森公園の四季を紹介します。

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