詩歌の森日記
2021年7月8日 15時48分
ラベル : 講座
7月3日(土)に
短歌入門講座の第1回が開催されました。
講師は宮城県気仙沼市出身、
高校(国語科)の教員で、歌誌『塔』の選者でもある
梶原さい子先生です。
梶原先生の講座は今年で6年目となります(*^^*)
鑑賞や実作をとおして、
基礎から学ぶ全3回の講座です。
はじめに短歌の基本的な決まりごとや
意外と身近にある短歌のリズムを
教えてもらいました。
名曲や流行りの歌もよく読むと短歌のリズムになっていることも多いそうです
そして次は早速実践へ…
①エクササイズ!(^^)!
隠された部分【 】を考えてみます。
「言うことをお願いだから聞いてくれ 暴走するな私の【 】 鈴木琴子」
受講生からは「弟」「涙腺」「胃袋」「腹音」
など、ユニークな言葉が挙がりました。
他の人が考えていることって面白いなあと
思いませんか。と先生。
実際の短歌は「前髪」がはいるそうです。
言葉遊びをしていると、頭がほぐれてきました(*^^*)
次は・・・
②提示された上句(575)に
下句(77)を付けていく(付け句)
下句を自分で考えて、短歌に仕上げます。
「わかってはいるけど素直になれなくて 【下句】」
受講生からは「子ども心を分かってほしくて」、
「ラインの既読そのまま放置」、
「ナビを無視して家につかない」などが挙がりました。
素直になれない場面は、無意識にしていることも多く
改めて言葉にすると似たような経験があったり…。
皆さんの「うーん、なるほど~」の共感が続きました。
最後の挑戦は…
③あらかじめ決められた題によって短歌を作る(題詠)
お題は「火」です。
グループで発表し合った後、全体で鑑賞しました。
皆さん緊張しながらも、個性豊かな歌を
詠んでくださり、とても和やかな雰囲気でした。
歌を通すと肩肘張らずにお話できるから不思議です(^^♪
等身大の歌を皆さんで楽しめた第1回目でした。
次回は7/10(土)を予定しております。
bakky
2021年6月30日 11時15分
ラベル : 講座
6/24(木)、6/25(金)
俳句実作講座 第2回目が開催されました。
はじめに、第2回目の題となっている
「夏草」と「梅雨」の季語を取り入れている
有名な俳人の作品を鑑賞していきます。
高野ムツオ館長は、同じ「夏草」という季語を使っていても、
表現が全く違うこと、様々な詠みかたがあることについて
詳しく教えてくださいました。
次に受講生の皆さんの添削指導です。
作品を見ながら、どのように工夫すると良くなるのか
参考となる言葉を伝えながら、丁寧に指導をされる館長。
皆さんもご自身の句と向き合い、熱心に受講されていました。
館長は、「俳句は様子が伝わるように言葉を選ぶこと、
読者を誘うように作ることも大事なことですね」
と仰っていました。
後半は、受講者の方からの質問にも答えてくださり、
第2回目も内容の濃い講座となりました。
次回は7/22(木)、7/23(金)の最終日です。
お気をつけてお越しください(^^)
so/i
2021年6月3日 15時02分
ラベル : 講座
5/27(木)、5/28(金)
俳句実作講座 第1回目が開催されました。
講師は、高野ムツオ館長です。
はじめに、第1回目の題となっている
「植田」と「郭公」の季語を取り入れている
有名な俳人の作品を鑑賞していきます。
館長は鑑賞を進める中、「植田」「田植え」のように
似ている季語の区別について、
「郭公」と「閑古鳥」の印象の違いについて
お話をしてくださいました。
館長が現在のお住まいを決めるきっかけの一つに、
郭公が深く関わっているそうです(^^)
プライベートなお話から、俳句の基本まで
様々なお話もしてくださいました。
次に受講生の皆さんの添削指導です。
作品を見ながら、更に良くなるにはどうしたらよいのか
丁寧に指導をされる館長。
皆さん熱心に受講されていました。
館長は、「誰でも分かるように材料を配慮する事が大事ですが、
行き過ぎるのも好ましくない、その微妙な兼ね合いが難しいですね」
などの俳句の難しさについても教えてくださいました。
最後には、水沢高校の生徒さんと直接
お話をされる場面もみられました。
次回は6/24(木)、6/25(金)です。
お気をつけてお越しください(^^)
so/i
2021年6月3日 14時30分
ラベル : 講座
5月26日(水)に始まった古典文学講座万葉集
講師は岩手県立大学名誉教授の佐々木民夫先生です。
今回のテーマは「万葉集と大伴家持」
万葉集の編纂に大きな役割を果たした家持の
生涯と万葉歌の世界を学びます。
第1回「家持と『万葉集』」
第2回「相聞と挽歌」
第3回「家持と越中」
第4回「越中時代詠」
第5回「移り行く時」
第6回「あづま・みちのく」
第2回(6/2)では
亡妾挽歌(ぼうしょうばんか)や
家持と坂上大嬢との相聞歌を紹介していただきました。
妾(しょう)は正妻に次ぐ妻を意味するそうです。
妻を亡くし二ヶ月あまりで
恋の歌のやり取りをしていた家持。
時系列を聞き歌の背景を知ると
深みが増します。
最後には参加者からの質問も。
最終回は「あづま・みちのく」とありますが
東北地方と家持にはどんな関係があるのでしょうか
お話しを聴くのが楽しみです。
sat
2021年3月25日 11時38分
ラベル : 講座
3/18(木)、3/19(金)、3班 4班
俳句実作講座 第3回目が開催されました。
いよいよ最終日です。
第3回目の題となっている「薄氷」の季語について
お話をされる館長。
俳句での「薄氷」とは、春の氷のことで、
多くは動くものというイメージで作られている
そうです。(冬の氷とは別)
次に、「薄氷」「風光る」の季語を取り入れている
有名な俳人の作品を鑑賞していきます。
館長は、作者の句から感じられる思い、選んだ言葉について、
また、生い立ちから様々な俳号についても
お話をしてくださいました。
添削指導も順調に進み、
後半は館長に直接質問をされる場面も…
講座が終了した後は、
水沢高校の皆さんと、色々なお話もされていました。
館長、参加してくださった受講生の皆さん、
本当にありがとうございました。
次回も沢山のご参加お待ちしております(^^ゞ
so/i