詩歌の森日記
2021年10月30日
ラベル : 講座
9月26日(日)、10月3日(日)の二週にわたって
こどもの俳句教室が開催されました。
クイズや季語探しを通して
俳句を楽しみながら作る講座となります。
今回は20名のこどもたちが参加してくれました。
講師は俳人で絵本作家でもある小林輝子先生です。
まずは、一回目の様子をご紹介します。
まずは先生と一緒に俳句クイズをして、ウォーミングアップ(^^)/
次は和室を出て、詩歌の森公園に季語を探しにいきます。(①吟行)
自分で見つけたり、教わったりしながら季語を集めていきます。
公園内にある雑草園での様子です(^^♪
見つけた季語は「柘榴(ざくろ)」「木の実」「イチョウ」「枯れ葉」「赤とんぼ」「コオロギ」など…
和室に戻り、見つけた季語で俳句を作ります。
短冊に書き、投句箱へ入れます。
そう、投句箱ってポストみたいなんです…
次に職員が名前を伏せて清記し、コピーしたものが
こどもたちに配布されました。
そこから好きな句を一句選んで印をつけ、自分の名前を書き、
先生へ提出します(②選句)
第一回目はここまで。
続いて二回目の様子です。
先生が選句した人の名前とともに選句の発表を
しました。
併せて先生から句の解釈や良い点などを
お話していただきました(③披講)
先週と同じように公園へ季語探しに向かいました。
新しい季語を発見することも大事ですが、
日々変わっていく季節を観察してもらえたらと思っていましたら…
その僅かな変化を自然と感じとっている姿に
頼もしささえ感じました(^^)/
その後は、和室に帰って今回も俳句を詠みました。
前回作った句と比べて、良いと思う方を
短冊に揮毫(きごう)します。
慣れない筆ペンなので慎重です…
先生は、
俳句では、たった一字でも、その一字が大切です。
また、普段見過ごしてしまいそうな小さなものに目を向けてみると
どんな草でもちゃんと名前がある、
ということに気づいてもらえると思います。
良い句を沢山見させてもらって有難うございました。
と仰っていました。
昨年に引き続き感染対策をしっかり行いながらの開催となりましたが、
こどもたちの知りたい!という気持ちや、季節を感じる姿に触れ
コロナ禍を跳ね返すような心のパワーを感じることができました。
作品は、後日館内に展示予定です。是非、ご覧ください。
Bakky
2021年8月6日
ラベル : 講座
短歌入門講座の第3回が8/1(日)に
開催されました。
最終回は「歌会」を中心に学びます。
予め受講生の方に提出いただいた歌を
名前を伏せて壁に貼りました。
お題の1つ目は
「技法(オノマトペ/体言止め/擬人法)を使った歌」
でした。
付箋に感想を書いて貼りました。
色々な視点の解釈があることに気づかされます。
先生からも一首ずつコメントをいただきました。
2つ目のお題は「自由詠」でした。
4つのグループに分かれて歌会をしました。
みなさん慣れてきていますね(^^♪
開催中のオリンピックを題材にした歌もいくつかありました♪
最後は変わり歌合わせをしました。
どんな歌合わせかというと…
封筒の中にお題が入っているので、
班ごとに、題を入れた歌を作り、清書して、見合います。
その後、全体で発表と歌合わせをします。
封筒には「東」「京」「五」「輪」の文字が入っていました。
準備時間は15分です。
そして、準備が整ったら
同じチームの歌(自分が作った歌以外)について
発表(応援)します。(^^)/
良いところをどんどんアピールしてあげてください、と先生。
ご自身が詠んだかのように丁寧に説明されていました(^^♪
最後に先生から講座の振り返りとしてお話をいただきました。
是非これからも短歌を詠み、読んでもらうことを
続けていってください、と仰っていました。
梶原先生、工夫の詰まった講座を有難うございました。
受講生の皆様、個性溢れる歌を沢山詠んでいただき
有難うございました。
bakky
2021年8月6日
ラベル : 講座
8/1(日)に俳句入門講座第1回が開催されました。
講師は、『樹氷』主宰で岩手県俳人協会会長、
NHK文化センターの講師などもされている
白濱一羊先生です。
前半は、「俳句とは何か」というところから、
「取り合わせ」についてなど
句作の基本となる部分を初心者でもわかるように
丁寧に教えてくださいました。
熱心に受講する皆さん…
後半は、受講生の皆さんが
事前に作った句で互選をしました。
それぞれ自分の好きな句を選び、
順番に発表していきます。
もっとも点を集めた句をご紹介します。
・深夜二時とけないアイス夢に出る
・無謀でもいいと鉄砲百合の白
先生は、語順や文法について触れつつ、
分かりやすく講評してくださいました。
先生に積極的に質問をする場面も見られました。
次回は8/8(日)、内容は句会体験となります。
お気をつけてお越しください(^^ゞ
so/i
2021年7月31日
ラベル : 日常
4月から学芸員が1名、
新たに採用となりました。
奮闘の日々を少しご紹介。
3月に大学院を卒業し、社会人1年生。
さっそく俳句実作講座(講師は高野館長!)と
古典文学講座を担当しました。
(講座では進行役を)
今は、文学館のツイッターも、ほとんどを荒川さんが担当。
カメラと歳時記を手に、
公園でネタ探しの日々💨
ここで、荒川さんにインタビュー🎤
Q 北上での一人暮らし。
休日はどう過ごしていますか?
(荒)自転車で出かけています。
Q 特技は?
(荒)料理です(!!)
Q ズバリ!ストレス解消法は??
(荒)掃除と、映画を見ることです。
・・・ぜひ、乱雑な文学館の事務室もきれいにしてほしいです(泣)
6月には初めてのボーナスも♪
ペーパードライバー講習の資金に
充てるそうですよ。
コロナ禍で、なかなか思うように出かけられない昨今ですが、
落ち着いたら、車でガンガン食べ歩きに
行きたいですね♪♪
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文学館に来て4カ月が経ちましたが、
マスクの下のお顔を見たことがない
職員もいるかも。
コロナあるあるですね(=_=)
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T2
2021年7月29日
ラベル : 講座
7/22(木)、7/23(金)
俳句実作講座 第3回目が行われました。
最終日は、ソーシャルディスタンスを確保するため
会場は講堂となりました。
はじめに、第3回目の題となっている
「雲の峰」と「夏帽子」の季語を取り入れている
有名な俳人の作品を鑑賞していきます。
館長は季語の基本的なイメージについて、
また、作者の句から感じられる思い、
どのような人生を歩んで来たのかなど、
様々なお話をしてくださいました。
次に受講生の皆さんの添削指導をしていきます。
更に良くするためのポイントや、
鑑賞の難しさについても説明してくださり、
受講生の皆さんも熱心に受講されていました。
館長は「俳句の難しさも、俳句を作る楽しみになる。
物や場面に作者の思いを託して、
チャレンジ精神も忘れずに頑張って下さい」
と仰っていました。
最後は水沢高校文芸短詩部の生徒さんと記念撮影(^^)v
高野館長、受講生の皆様、
大変ありがとうございました。
次回も是非ご参加お待ちしております(*^^*)
so/i