詩歌の森日記

こどもの俳句教室2021 秋の部

9月26日(日)、10月3日(日)の二週にわたって

こどもの俳句教室が開催されました。

クイズや季語探しを通して

俳句を楽しみながら作る講座となります。

今回は20名のこどもたちが参加してくれました。

講師は俳人で絵本作家でもある小林輝子先生です。

 

まずは、一回目の様子をご紹介します。

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まずは先生と一緒に俳句クイズをして、ウォーミングアップ(^^)/

 

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次は和室を出て、詩歌の森公園に季語を探しにいきます。(①吟行)

 

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自分で見つけたり、教わったりしながら季語を集めていきます。

 

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公園内にある雑草園での様子です(^^♪

 

見つけた季語は「柘榴(ざくろ)」「木の実」「イチョウ」「枯れ葉」「赤とんぼ」「コオロギ」など…

和室に戻り、見つけた季語で俳句を作ります。

短冊に書き、投句箱へ入れます。

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そう、投句箱ってポストみたいなんです…

 

次に職員が名前を伏せて清記し、コピーしたものが

こどもたちに配布されました。

そこから好きな句を一句選んで印をつけ、自分の名前を書き、

先生へ提出します(②選句)

第一回目はここまで。

 

続いて二回目の様子です。

先生が選句した人の名前とともに選句の発表を

しました。

併せて先生から句の解釈や良い点などを

お話していただきました(③披講)

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先週と同じように公園へ季語探しに向かいました。

新しい季語を発見することも大事ですが、

日々変わっていく季節を観察してもらえたらと思っていましたら…

 

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その僅かな変化を自然と感じとっている姿に

頼もしささえ感じました(^^)/

 

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その後は、和室に帰って今回も俳句を詠みました。

前回作った句と比べて、良いと思う方を

短冊に揮毫(きごう)します。

 

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慣れない筆ペンなので慎重です…

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先生は、

俳句では、たった一字でも、その一字が大切です。

また、普段見過ごしてしまいそうな小さなものに目を向けてみると

どんな草でもちゃんと名前がある、

ということに気づいてもらえると思います。

良い句を沢山見させてもらって有難うございました。

と仰っていました。

 

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昨年に引き続き感染対策をしっかり行いながらの開催となりましたが、

こどもたちの知りたい!という気持ちや、季節を感じる姿に触れ

コロナ禍を跳ね返すような心のパワーを感じることができました。

 

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作品は、後日館内に展示予定です。是非、ご覧ください。

 

 

Bakky

 

 

 

 

 

 

 

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