詩歌の森日記
2022年12月11日
ラベル : イベント
11月5日(土)に、
第19回俳句まつりの表彰式を開催しました。
今年の応募数は、4,154句。
北上市内・市外含め31校から作品が寄せられました。
選考は、俳人・絵本作家の小林輝子先生です。
各部門の特選句をご紹介します。
〈 小学校 低・中学年の部〉
こうえんでかぶとつかまえかぞくになる
北上市立黒沢尻東小学校3年 添田陽斗さん
〈小学校 高学年の部〉
田植えして土にのまれるぼくの足
北上市立笠松小学校5年 菊池奏佑さん
〈中学校の部〉
ホルストの「木星」が好き冬至粥
西和賀町立湯田中学校2年 小向十硯さん
〈高校の部〉
我と蛇交わる視線時止まる
岩手県立黒沢尻北高校2年 及川崇浩さん
出席された入選者一人一人に、
高野ムツオ館長から、
賞状が授与されました。
おめでとうございます!
◇
表彰式の後には、
「俳句であそぼ!」を開催しました。
小林輝子先生の解説を交えながら、
俳句クイズに挑戦!
クイズの後には、参加者の皆さんから
俳句の歴史や季語について
質問がありました。
一つ一つの質問に、
輝子先生が丁寧に答えてくださいました。
◇
第19回俳句まつりにご参加いただいた皆さん、
本当にありがとうございました。
来年もたくさんのご応募をお待ちしております!
A
2022年11月24日
ラベル : イベント
午後からは、俳句甲子園形式のバトルを行いました!
学校ごとにチームを組んで競い合います!
紅白に分かれ、各チームが俳句を発表し、
ディベートを経て勝敗がつきます。
1試合につき先鋒、中堅、大将戦の計3回、
対戦を行いました。
選者は写真左側から順に、
神野紗希先生
高野ムツオ館長、
山下正彦先生(北上市芸術文化協会会長)
です。
皆さん最初は緊張気味でしたが、
対戦を重ねていくごとに熱が入っていきました。
試合結果、各選者の特選は以下のとおりです。
〈優勝〉
黒沢尻北高校チーム
〈神野紗希選 特選〉
自分勝手なあなたの足元にバナナ
黒沢尻工業高校チーム 大上崇志さん(2年)
〈高野ムツオ選 特選〉
時は私をおいてゆく栗落ちた
専修大学北上高校Aチーム 高橋ひよりさん(3年)
〈山下正彦選 特選〉
月の雨別れを惜しみ手を握る
専修大学北上高校Bチーム 髙橋哉斗さん(2年)
皆さん、おめでとうございます!!
高校生の皆さんが、楽しそうに俳句を作る姿や、
俳句バトルで熱心にディベートに取り組む姿が
印象に残りました。
参加していただいた高校生の皆さん、
神野先生、山下先生、
ご協力いただきましたスタッフの皆さん、
ありがとうございました!
A
2022年11月24日
ラベル : イベント
10月8日(土)に、
北上市 高校生俳句バトル!2022が開催されました。
北上市内の高校生11名が、
ワークショップや俳句甲子園形式のバトルに
挑戦しました!
午前中は、俳人の神野紗希先生による、
俳句の作り方を学ぶワークショップが行われました。
高校在学中、俳句甲子園をきっかけに
俳句を始められた神野先生。
今回は北上市内の
黒沢尻北高校
黒沢尻工業高校
専修大学北上高校
3校の生徒が参加し、俳句の作り方や鑑賞の仕方を
教えていただきました。
ワークショップの終わりには、実際に俳句を作りました!
皆さん、神野先生やスタッフの方、
一緒に参加した友だちとお話しながら、
楽しそうに俳句を作っていました。
和気あいあいとした雰囲気で、ワークショップは終了しました!
A
2022年11月24日
ラベル : 講座
10月2日(日)と16日(日)の全2回で
こどもの俳句教室が開催されました。
講師の小林輝子先生、
そして門屋允子さん、片方典子さん、髙橋美恵さんと一緒に、
クイズや季語探しをとおして俳句を作りました。
輝子先生、門屋さん、片方さん、美恵さん、
よろしくお願いします!
第1回目の10月2日の様子です。
まずは俳句クイズにチャレンジしました!
答え(季語)を見つけに雑草園へ!
ざくろの実を発見!秋の季語です!
お家の中でも探しました!
雑草園から帰ってきた後は、見つけた季語で俳句作り!
最後にみんなが作った中から、
お気に入りの俳句を選びました!
第2回目の10月16日の様子です。
さっそく雑草園で季語探し!
空を見上げると…
鰯雲(いわしぐも)が浮かんでいました!
こちらも秋の季語です!
2週間前と同じ場所でも、秋が深まって、
見つけられる季語が変わってきていました。
戻った後は、俳句作りに再挑戦!
今回は作った俳句を、筆ペンで短冊に
揮毫(きごう)しました!
普段はあまり使わない筆ペン。
皆さん集中していました…!
力作ぞろいです!!作品は後日、館内に展示予定です!
皆さん、楽しそうに季語探しや俳句作りに挑戦していました!
参加者の皆さん、
輝子先生、門屋さん、片方さん、美恵さん、
ありがとうございました!
A
2022年11月16日
ラベル : 講座
令和4年度 俳句実作講座(1班、2班)が開催されました。
講師は、高野ムツオ館長です。
◇◇第1回 8/25(木)、8/26(金)開催◇◇
はじめに、第1回目の題となっている「葡萄」「七夕」の季語を
取り入れている有名な俳人の作品を鑑賞していきます。
「七夕」には「雨」がつきもので、雨の句が多いことや
季語の意味についても詳しく教えて下さいました。
他にも、類想、類句について、気を付けた方がよいとのことで、
エピソードを交えてお話して下さいました。
次に受講生の皆さんの添削指導です。
作品を見ながら、更に良くなるにはどうしたらよいのか
丁寧に指導をされる館長。
「青葡萄」「青柿」など、果物に「青」つける場合の注意点や
難しさについても教えて下さいました。
(食べられるものと、食べられないものがあるため)
受講者から季語についての質問などもあり、
皆さん熱心に受講されていました。
◇◇第2回 9/15(木)、9/16(金)開催◇◇
題は「花野」または「月」で一句、自由題で一句、です。
有名な俳人の作品の中から、「花野」「月」の季語を
取り入れている作品を紹介しながら、
季語の意味、作者の思いや情景なども詳しく教えてくださいました。
添削指導では、言葉の選び方や語句の入れ替えについて具体的に
説明してくださいました。
(例)
月の出や(上五)→ 宵闇やとした場合、
月が出る前の闇となる。(一つの方法)
並ぶ屋根(下五)→ 屋根並びと入れ替えることで、
印象がやわらかくなる。
◇◇第3回 10/27(木)、10/28(金)開催◇◇
題は「小鳥来る」または「露」で一句、自由題で一句、です。
「小鳥来る」という季語は、基本、朝や鳴き声であること、
対比として「色鳥」という季語があることも教えてくださいました。
館長は、季重なりの質問に対して
・名句にも沢山ある。ケースバイケースで
必ずしも駄目という事ではないですが、注意はした方がよい。
・俳句を習っている時などは、避けた方がいいですね。
などなど、いくつかの具体例を参考に分かりやすく
説明してくださいました。
良い俳句が多くなっていて、とても楽しく鑑賞できる。
是非、「鬼剣舞」「鹿踊」などの、ご当地季語を使って俳句をつくり、
大事に語り継ぎたいですね。とおっしゃっていました。
高野館長、受講生の皆様、
大変ありがとうございました。
次回も是非ご参加お待ちしております(*^^*)
so/i