詩歌の森日記
2023年8月15日 11時45分
ラベル : 講座
7月25.26日
短歌実作講座の第3回目をおこないました。
現代短歌鑑賞では
前田康子さんの『おかえり、いってらっしゃい』
が取り上げられました。
添削では、毎回リズムを大事にしたアドバイス
をくださる先生。
緩急を加えることによって作品が
生き生きとしてみえます。
最後にサプライズで受講生の皆さんから
小島先生への感謝とエールがおくられました。
小島ゆかり先生の講座を受けた方々からは
毎回楽しくてわかりやすい!とのお声を
いただきました。
受講者のみなさまお疲れ様でした。
来年度もお申込みをお待ちしています。
ゆ
2023年8月15日 11時30分
ラベル : 講座
6月20.21日
短歌実作講座の第二回目を行いました。
現代短歌の鑑賞では
鈴木加成太さんの『うすがみの銀河』が取り上げられました。
漢字とひらがなの配分、オノマトペの使い方など参考になるお話を
きくことができました。
受講生の方の歌で題材となったポスターが紹介される場面も。
先生と受講生の皆さんのユーモアあるやり取りで
教室はいつも和やかな雰囲気に。
ニュースなど映像で見たものを
題材に歌ってもよいかという質問には
メッセージの端っこにあるものを
見落とさないように
とのアドバイスがありました。
どんどんチャレンジして失敗しながらも
かっこいい歌を!!との励ましをいただきました。
ゆ
2023年8月15日 11時15分
ラベル : 講座
今年は5年ぶりに
短歌実作講座が
5月30、31日から始まりました。
(1班・2班に分かれての全3回の講座です)
講師は歌人の小島ゆかり先生です。
久々の開催でしたが
小島先生による直接の添削指導ということで
市内外からたくさんの受講生の皆さんに
お集まりいただきました。
はじめは現代短歌を鑑賞します。
武藤義哉さんの『春の幾何学』が取り上げられました。
受講生作品の添削では
お一人ずつご自分の作品を声に出して
読み上げた後、
先生からの解説やアドバイスをいただきます。
小島先生の文法解説を聞きもらさないようにペンが走ります
家族や友人との日常を扱った作品から、
旅先での情景を歌ったもの、
野球で大活躍の大谷翔平選手を取り上げたもの
など、テーマはさまざま。
皆さん、他の方が作った作品を興味深く
うなずきながら、
熱心に聞き入っていました。
ゆ
2023年8月15日 11時00分
ラベル : 講座
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5/10(水)に始まった古典文学講座万葉集
講師は岩手県立大学名誉教授の佐々木民夫先生
です。
6月に入り、後半3回の講座が開かれました。
第4回(6/7)では大宰府時代の趣のある書簡や
酔い泣きすることを楽しみとしていたことが
わかる讃酒歌が取り上げられました。
登場人物たちの記載はどこから?との
質問が出たところ、人間関係や時代状況が
書かれているのが、他の和歌集にない万葉集の
面白さでもあるとのことでした。
第5回(6/14)では旅人の亡き妻への挽歌が
取り上げられました。
旅人は妻・大伴郎女がなくなった後、およそ三年
にわたりその悲しさを歌い続けました。
帰りたかった都の家に妻はもう居らず、旅人に
とって物悲しい帰郷となったことでしょう。
第6回(6/21)ではこれまでの振り返りとともに、
佐々木先生が壇上から降りて
受講生の皆さんとお話しする時間がありました。
講座の中でも特に亡妻挽歌に心を動かされたとの
感想も受講生の方から寄せられました。
いつの時代も大切な人を想う歌は心に響くもの
ですね。
来年もまたどんな万葉集のお話がきけるのか
楽しみです。
ゆ
2023年8月15日 10時45分
ラベル : 講座
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5/10(水)に始まった古典文学講座万葉集
岩手県立大学名誉教授の佐々木民夫先生が講師を務めている
毎年恒例の人気講座です。
今年度のテーマは「大伴旅人の歌の世界」
歌人であり高級官吏でもあった大伴旅人は、
どんな歌を残したのでしょうか。
第1回(5/10)では万葉集と大伴旅人の略歴が
取り上げられました。
万葉集は、それまで声に出しながら歌っていた
ものが、漢字による表記が始まったことで
イメージの広がりを持つようになったそうです。
旅人は天皇の先導役となる豪族の出身で、太宰府時代に度々宴会も主宰し
その中でいくつもの歌を詠んでいます。
第2回(5/17)では、旅人の平城京から太宰府へ
赴任した時期の歌が取り上げられました。
大宰府時代の歌に出てくる「空し」(実体のない
もの)という言葉には、同行してきた妻が
病死したこともあり、切なさ・悲哀が表れている
と同時に、世の中に対する旅人の
思いも表れているそうです。
第3回(5/24)では都・平城京への思いが
こめられた歌について取り上げられました。
「わが盛り またをちめやも ほとほとに
奈良の都を 見ずかなりなむ」(第3巻・331番)
では、年老いたまま都を見ずに終わってしまうの
ではないかという寂しさを歌っています。
旅人はその後、都へ戻ることになりますが、後半
へと続きます。
ゆ