詩歌の森日記

短歌入門講座

7/8(土)、7/22(土)、8/6(日)に、

短歌入門講座が開催されました。

講師は、高校の教員(国語科)で、

歌誌『塔』の選者を務めていらっしゃる

梶原さい子先生(宮城県気仙沼市出身)です。

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梶原先生の講座は今年で8年目となりました。

 

鑑賞や実作をとおして、短歌を基礎から学ぶ講座です。

第1回目(7/9)では、短歌の基本的な決まりごとを学んでから、

「付け句」「題詠」に挑戦!

 

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まずは穴埋め問題!

妻のゐぬ夜の厨(くりや)にわれを呼ぶ「○○」に返事して立つ

○○には何が入るでしょう?

答えはなんと「電子レンジ」!

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続いて「付け句」に挑戦!

お題の「もしここにタイムマシンがあったなら」。

続く下の句を自分で作って、

1首の短歌を完成させました。

さて皆さんどんな下の句を考えたのでしょう…?

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「渋沢栄一顔になりたい」

「憧れていた古代のローマ」などがあがりました(^^)

その後グループに分かれ、

出来上がった作品に対して感想を話し合います。

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次はいよいよ「題詠」

「小」をお題に一首短歌を作り、

最後に全員で作品を鑑賞し合いました。

 

第2回目(7/22)では、

短歌のポイント(下の句の付け方、比喩の歌)

を、勉強しました!

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最初に壁に貼られた短歌に、

よいところ(感想)を付箋に書いて貼っていきます。

ちなみに作者は伏せてあります。

この短歌は受講生の皆さんが宿題として事前に提出した作品です!

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お題は「野」

草、球、富良

原しんのすけ…(^^)

人それぞれいろんな「野」があるのですね。

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下の句の付け方、比喩について学んだあと、

最後に1人一首比喩の歌を作りました!

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この日も完成した作品について、

感想を話し合いました。

講座を重ねるごとにどんどん積極的に意見が出るように!    

                                                                                                                                                                                                                                                                   

第3回目(8/6)では、「変わり歌合(うたあわせ)」に挑戦!

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「変わり歌合」では、お題の中の文字を入れ込んで短歌を作ります。

今回は四人一組の班に分かれ、お題の文字を一人一字ずつ担当しました。

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「羽」「生」「電」「撃」Σ(・ω・ノ)ノ!

最近ウワサのあのお方です!

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発表は、短歌の作者とは別の人(応援者)が行います。

応援者の皆さん、事前に作者にお話を聞いたり…

大切な作品をどのようにプレゼンするか考えてました。

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作品のいいと思うところを、

自分のエピソードを交えたりしながら発表してました!

 

短歌は自由で楽しいという先生のお言葉のとおり、

終始楽しい雰囲気の中での講座でした。

最後に受講生の皆さんからは、

とても楽しかった、また参加したいという声もいただきました。

梶原先生、受講生の皆さん、ありがとうございました!

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