詩歌の森日記
2018年10月3日
ラベル : 講座
9月29日 短歌入門講座の第三回が行われました。
はじめから四班に分かれて着席です。
最初は前回同様に
宿題の歌に付箋を貼っていきました。
前回学んだ
俳句的(二つの関係ないものをぶつける)な方法で
詠んだ一首について
上句と下句のとりあわせはどうかなど
制限時間を設けての歌会をしました。
◆
~短歌の技法について~
オノマトペ
体言止め
擬人法
この方法は毎回ではなく
ここぞ!と言うときに使うと効果的だそうです。
⇓
この技法を使って一首つくり、
各班で歌会をしました。
歌会について先生は
自分と違う人のよみも大事✨
違った新しい世界が見えるとおっしゃっていました。
今年度の全3回の短歌入門講座はこれで終了です。
梶原先生、受講生のみなさまありがとうございました( ^ロ^ )
受講生のみなさん、この講座で
プロになる日も近くなったのではないでしょうか!?
少しでも今後の作歌のお役に立てましたらさいわいです。
a@
2018年9月24日
ラベル :
芸術の秋
秋分の日の23日
「ツィンバロンミニコンサート」を開催しました。
演奏は斉藤浩さん。
日本の代表的なツィンバロン奏者で
東日本大震災の被災地にも出向き
演奏会を開いています。
聞きなれない名前に最初は私たちも「???」でしたが
ハンガリーを中心に東欧で使われる
「打弦楽器」なんだそうです。
トーン トトトーーン♩♩ と
ピアノのようなハープのような
やさしく美しい音色が展示室に響きます。
ときおり、楽器の仕組みやハンガリーの発音やことばの違いなど
会話も楽しみながら。
この日は、ハンガリー民謡のほか
「ふるさと」「荒城の月」といった
日本の曲も演奏。
癒やされるような音色が
じんわりとしみ入りました~。
ちびっこ達とセッション♩♩
「トーン トーン トーン 息を合わせてね!!」
ハンガリーのダンスも。
「一歩ずつだよ。右、右、左、左、右、右、左、
その場で足踏みトントントン!」
これで
ハンガリーに行ってもバッチリだね★
◆ ◆
会が終ってからも
みなさんツィンバロンに興味津々。
楽器を囲んで
のぞき込んでいると
「どうぞ近くに!写真もどんどん撮ってくださーい!!」
と斉藤さん。
みなさんからの質問に
いろいろなお話しをしてくださいました。
斉藤さん、貴重な時をありがとうございました!!
11月4日には、
北上フィルハーモニー管弦楽団の演奏会にも
参加されるそうです。
今回見逃した方、チェックです!!
T2
2018年9月21日
ラベル : 講座
今年も恒例の
篠館長による短歌実作講座
9月20、21日より始まりました。
(1班・2班に分かれての全3回の講座です)
大変人気の講座で
県外からお見えになる受講者もおられ
毎年参加されている方も多くいらっしゃいます。
今年はそのうち数名が参加できないとのことで…
来年のご参加おまちしております!
はじめは小島ゆかりさんの歌をとりあげ
現代短歌の鑑賞から。
受講生作品の添削では
動物とひとくくりにするのではなく、具体名を入れる
一重カッコ・二重カッコの使い方など
より詳しくご指導いただきました。
館長のテクニックを聞きもらさないようにペンが走ります
受講生作品の歌からお話がふくらみ
篠館長のご自宅での様子や
お仕事の事なども拝聴することができ
あっという間の2時間でした。
a-a
2018年9月20日
ラベル : 講座
9月15日 短歌入門講座の第2回が行われました。
受講生に盛岡三高文芸部の生徒さんたちも加わり
フレッシュな雰囲気が漂っています。
今回はプロジェクターを使用しての講義。
前回の宿題をみんなで声に出して詠んでみました。
ところどころに、先生の添削も入りつつ✐
◆
前回の宿題二首のうちの一首に
よかった所、もう少し!
なところを付箋で貼っていきます。
付箋があっという間に文字で埋め尽くされていきます。
歌につけられた、たくさんの付箋。
それぞれ持ち帰って
あとでじっくり読むことに。。。
◆
① お部屋の中にあるもの、見えるもので 一首
② 『あの人のことがこんなに好きなのに』に続ける付け句
作ってみよう♪
短い時間のなかでも
上手にできた様子でした✨
⇓
できたてほやほやの二首をもちより
四班に分かれて歌会のはじまりです!
色々な年代の方々の歌を目にし、
新しく知れる事もあってとても新鮮な時間でした。
次回は9月29日、最終回です。
宿題が出されていますので、お忘れなく!
a-a
2018年9月6日
ラベル : 講座
前回に引き続き実習生Kがお送りしております。
今回は9月2日(日)に開催された
「第一回俳句入門講座」の様子をお届けします!
講師の先生は白濱一羊先生。
奥州市ご出身、盛岡市在住で
岩手県俳人協会の会長を務められるなど、
俳句界の第一線で活躍されています。
皆さんは俳句と聞いて何を思い浮かべるでしょう。
学校の課題や自分の趣味として作ったことがあるという人も、
いらっしゃるのではないでしょうか。
お茶のパッケージを思い出す人もいらっしゃるかもしれません。
今回の講座では「俳句とは何か」というような、基礎の基礎から
初心者でもわかるように易しく教えていただきました。
最初に俳句の基礎知識を座学形式で説明いただいたのち、
句会形式で参加者のみなさんが詠まれた句をシェアしました。
そこで伺ったお話の一部をここでご紹介します!
1、俳句の基礎
先生曰く俳句とは「作者が俳句と主張するもの」!
それだけ聞いた時点で初心者の私の頭上には
クエスチョンマークが5つほど浮いていました。
初心者はある程度の型が無いと
「さあ詠め!」と言われても難しいですよね。
ということで、先生も続いて俳句の基礎を説明してくださいました。
俳句の基礎その1 「5・7・5であること」
俳句は5・7・5の計17音から成ります。
場合によっては5・7・5から外れて詠むことも可能ですが、
慣れないうちは5・7・5の型に当てはめて詠むようにしましょう。
俳句の基礎その2「季語が一つ含まれること」
季語とは、簡単に言うならば「一語で季節を体現する言葉」です。
夏でいえば「夏至」「金魚」なんかは納得ですよね。
他にも意外な言葉が季語になっていることもあります。
季語についてもっと知りたい人は以下をチェックです!
2、白濱先生のワンポイントアドバイス
参加者のみなさんが事前に詠んできた句のいくつかを
先生が取り挙げて講評してくださいました。
そこで出たアドバイスをご紹介します。
・季語を知ろう
先に説明した通り、俳句は季語が含まれます。
けれど季語がすべて頭に入っているという人は
あまりいないはずです。
季語が全く分からないという人は、とりあえず歳時記を用意して
どんな季語があるのか見てみましょう。
最近ではポケットサイズの歳時記を、
書店の「趣味」コーナーでよく見かけます。
電子辞書にも収録されている場合があります。
先生のおススメは、写真が載っている
大きめの歳時記を手元に持っておくこと。
写真を見ながらページをめくることで、
作句のモチベーションにもなりますし、
インスピレーションも働きます。
もちろん当館でもさまざまな歳時記を所蔵しています。
もし手元に歳時記がない方は、ぜひ当館にも足を運んでみてください!
句会形式と聞くと、緊張してしまうかもしれませんが
お互いの句を読むことで新たな発見もさまざまあったようです。
文法という言葉に、どこからともなく苦痛の声が上がる場面も笑
先生も予想されていたのか苦笑しながらもわかりやすく教えていただき、
無事講座は終了しました。
次回は9月15日(土)の14時から!
参加者のみなさま、お気をつけてお越しください!
宿題もお忘れなく!
k-s