詩歌の森日記
2019年9月26日
ラベル : 講座
朝晩の風に秋の涼しさを感じるように
なってきました。。
短歌入門講座の第三回が9/21(土)に
開催されました。
最終回は「歌会」を中心に学びます。
盛岡三高文芸部の皆さんにも
参加いただき、受講者は総勢16名となりました。
4班に分かれて、まずは簡単に自己紹介をします・・・
世代を超えて交流し合えるのも詩歌の良いところですね。
予め受講生の方に提出いただいた歌が
名前を伏せてプリントに載っています。
お題は
「自分の気持ちを、風景やモノに表してもらおう」
「自分らしくない歌を作ってみよう」
でした。
「自分らしくない歌を作ってみて、いかがですか。
創作は自由なもの。性別・年齢・種族を超えて
歌ってみるのも面白い。」と先生。
続いて「変わり歌合わせ」をしました!
どんな歌合わせかというと・・・
封筒の中にお題が入っているので、
班ごとに、題を入れた歌を作り、清書して、見合います。
その後、全体で発表と歌合わせをします。
封筒には「北」「上」「夜」「曲」の文字が
入っていました。
今を切り取って読む時事詠も(*´з`)
高校生の読みの深さと語彙力に大人たちもビックリ( ゚Д゚)
最後に鑑賞の姿勢として
「歌には必ず良いところがある。
良いところを見つけていくことが
大切ではないのでしょうか。」とアドバイスを
いただきました。
梶原さい子先生、工夫の詰まった
楽しい講座を
有難うございました。
受講生の皆様、素敵な歌を沢山詠んでいただき
有難うございました。
詩歌文学館では各種詩歌の講座を
開催しております(^^)/
是非、参加お待ちしております♪♪
Bakky
2019年9月25日
ラベル : 講座
俳句入門講座は8月24日(土)にスタートし、全4回行いました。
講師は『樹氷』主宰で岩手県俳人協会会長、
NHK文化センターの講師などもされている
白濱一羊(しらはまいちよう)先生です。
句会形式中心の講座ですが
プロジェクターを使った講義や、文法についてのお話を交えながら
俳句を教えていただきました。
「口語」「文語」どちらでつくるかによって、
鑑賞する際に意味合いが違ってくることなど
奥の深いお話も・・・
◆
最終回の9月21日(土)は講義後
詩歌の森公園を吟行し、句会を行いました。
吟行とは
その場所を詠む ✖
その場所で詠む 〇
「その場所を紹介するのではなく
自分自身の発見・感情を句にしてください」
と先生からのアドバイス。
「その場所で発見や感情を詠む」ために
みなさん真剣に向き合います。
先生も・・・
句会終了後、講座でつくった作品を揮毫していただきました。
作品は10月末まで館内に展示予定です!
ぜひご覧ください。
一羊先生、受講者のみなさま
お疲れさまでした。
sat
2019年9月20日
ラベル : 日常
文学館には、毎年中学生が職場体験に来てくれます。
先日も、北上中学校から4名の男子生徒が参加。
まずは、資料整理を体験。
大量に送られてきた本を整理仕訳。
汚れているときは掃除も。
こちらのチームは図書を検索。
ちゃんと登録されているか確認して、記号番号を記録。
そしてこんなことも。
展示室のスポットライトを交換。
「ちゃんと入ってる??」
光の当たり方をチェック✨
「右?」「左??」
学芸員にきれいに見える位置を教えてもらいながら、調整できました(^-^)
文学館には、普段表からは見えない仕事、作業がたくさんあるので、
実際に経験してみて驚いたそう。
みんな、一生懸命取り組んでくれました。
これからも、いろんなことに興味を持って、
将来に役立ててください!!
T2
2019年9月15日
ラベル : 講座
9/7(土)に短歌入門講座の
第二回が開催されました。
前回は実作を中心に学びましたが、
今回は読む(鑑賞する)ことをテーマに
学びました。
まずは、受講生の方に予め提出いただいた
短歌二首を持ち寄って
歌会をしました(*^-^*)
名前を伏せて転記した紙を張りました。
①題詠「野」
歌を読んで、お一人ずつ感じたことを
発表してみました。
感想を言ってみるって難しい、とみなさん。
詠んだ方の気持ちにも配慮し、
慎重に言葉を選んでおられました。
②自由詠
次は、「良かったところ」
「もっとこうしたほうがいいのでは」を
付箋で貼ってもらいました。
歌の感じ方は十人十色!(^^)!
「こうしたらよいのでは」という意見も
「発見がありました~」と前向きに捉えていただきました。
山やペットの名前が詠まれた歌では
「固有名詞(地名や名称)があると
より個性がでる」
仔猫の激しい動きが詠まれた歌では
「作者の可愛いという気持ちが
ストレートな表現ではないのによく伝わってくるのが
面白い」と先生。
また、「上句と下句に一見関係のない内容を
もってくる」ことも
歌に広がりがでるそうです。
短歌の面白さのひとつであると
教わりました。
「解って面白い」という歌もあれば
「解らないけど面白い」という歌もあるそう。
慣れもあるとのことで、
歌集を読んでみるのも良いと話されていました。
講座を終えたみなさん。
お人柄や普段のお姿をも
そっと感じることでき、
歌を通じて
場に一体感が生まれたように思いました。
短歌の奥深さに
少し触れた気持ちになった
第二回でした(*´▽`*)
次回は9/21(土)を予定しております。
受講生の方は気をつけてお越しください。
Bakky
2019年9月4日
ラベル : 講座
8月31日(土)に
短歌入門講座の第一回が開催されました。
講師は宮城県気仙沼市出身、
高校(国語科)の教員でもある
歌人の梶原さい子先生です。
短歌は難しく考えなくていいんですよ
と、先生。
鑑賞や実作をとおして、
基礎から学ぶ全3回の講座です。
12名の方にご参加いただきました。
第一回は、早速、実作に挑戦しました。
どんな練習をしたのか
具体的に二つご紹介・・・(^^)
①一つの言葉を短歌に仕立てる(膨らませる)
例:公園→ブランコ→揺れる→子供
→誰もいない→寂しい→冬→寒い
連想ゲームのように言葉を書き出し、
これを短歌に活かしていきます。
②提示された上句(575)に
下句(77)を付けていく(付句)
下句を自分で考えて、短歌に仕上げていきます。
また、どんな付句をするかという話題で
自分の感情表現から一旦離れて、
風景の描写に気持ちを託してみることを
アドバイスいただきました。
外の力を取り入れ
心を表現するそうです。
読んだ人が風景の描写に
自分の感情を重ね合わせて、
味わっていただけるように・・・
「もしここにタイムマシンがあったなら」
「どうしても素直になれぬわれがいる」
出題される上句も面白い・・・!(^^)!
説明の後に、実作という流れで講座はすすんでいきます。
先生のお話を聞いていると
言葉が自然と形になり、
段々と短歌作りに引き込まれていきます。
みなさんの素晴らしい出来栄えに
先生も驚いておられました。
最後は「本」で題詠に挑戦しました!(^^♪
出来上がった歌は
それぞれ違う味わいがあり、
発表し合いながら
言葉の広がりを楽みました。
終始明るく和やかな雰囲気でした(*^-^*)
先生からのアドバイスも♪♪
次回の講座は9/7(土)を予定しています。
受講生のみなさま、気をつけてお越しください。
bakky