詩歌の森日記
2020年9月17日
ラベル : 講座
8月29日(土)に
短歌入門講座の第一回が開催されました。
講師は宮城県気仙沼市出身、
高校(国語科)の教員でもある
歌人の梶原さい子先生です。
今年は定員を減らして開催しました。
短歌は難しいとか高尚と思われがちですが、
そんな風に思わなくてもいいんですよ
と、先生。
鑑賞や実作をとおして、
基礎から学ぶ全3回の講座です。
まずは・・・
①エクササイズ(^^)/
隠された部分【 】を考えてみます。
「いくつもの【 】が転がりて進みゆくなり列島の四季 内藤明」
「昼と夜」「タンポポの種」「天気記号」
「サラリーマン」「悲しみ」…色々なジャンルの言葉が挙がりました。
他の人って自分が思ってもみないことを考えてるんだなあと
思いませんか。と先生。
実際の短歌は「首相の首」がはいるそうです。
タイムリーな内容ですね( ゚Д゚)
言葉遊びをしながら、教室の雰囲気と頭がほぐれてきました(*^^*)
次は・・・
②提示された上句(575)に
下句(77)を付けていく(付句)
下句を自分で考えて、短歌に仕上げます。
2つのお題に取り組みました。
「あの夏のあなたがとても好きでした」
受講生からは「ふわりと消えた携帯メール」
「会いたいと言うあなたは嫌い」
「長い黒髪風に吹かれて」などが挙がりました。
「ひどいこと言ってしまった帰り道」
受講生からは「買ったコーラの真っ黒な泡」
「空の絵の具に混ざって消えたい」などが挙がりました。
そして、一見関係のないところにもっていく手法を紹介して
いただきました。
例えば「遠いところに月一つある」など。
読手が想像を発展させるところに
短歌の面白さがあるとのお話をされていました。
最後の挑戦は…
③あらかじめ決められた題によって詩歌を作る(題詠)
お題は「水」です。
班に分かれて発表し合った後、全体で鑑賞しました。
先生は短歌はやり取りなので、読み合うことも大事と仰っていました。
講座を終えると、「歌」にうたわれている体験があっても
なくても、様々に思い浮かべて自分なりに味わうことができていました。
不思議と短歌を身近に感じることができた第一回目でした。
Bakky
2020年9月4日
ラベル : 講座
8/30(日)に第1回俳句入門講座が開催されました。
講師は 『樹氷』 主宰で岩手県俳人協会会長、
NHK文化センターの講師などもされている
白濱一羊先生です。
前半は、「俳句とは何か」というところから、基本となる部分を
初心者でもわかるように丁寧に教えてくださいました。
「俳句は短く、情景・場面を説明できない」
「切れ字で前後の言葉の関係を切り、想像の余地を作る」
「組み合わせる季語によって、意味にひろがりを持たせる」
などなど、作句のテクニックについてもお話しされました。
後半は、受講生の皆さんに作ってきていただいた句で互選をしました。
一覧から自分の好きな句に点数を入れ、順番に発表していきます。
もっとも点を集めたのは、この2句。
・逝く夏や更地となりし郷の家
・爆薬の匂い深夜のバナナから
最後に、このほかの高得点だった句を含めて、先生が講評を行い、
語順や文法、句の情景まで分かりやすく説明してくださいました。
次回は9/6(日)です。
お気をつけてお越しください。(^^ゞ
so/i
2020年8月21日
ラベル :
8月7日(金)に「詩歌で工作に挑戦‼」を行いました。
今年は風鈴づくりに挑戦★
俳句だけでなく、アマビエも描いちゃいます。
ソーシャルディスタンスを保ちながら
マスクやフェイスシールドも👍
(フェイスシールドは職員のお手製です)
● 俳句のお勉強 ●
からの・・・
● 工作 ●
短冊に俳句を書いたり、アマビエを描いたり
初めての筆ペンにワクワク↑↑ドキドキ↓↓
みんな楽しみながら取り組んでくれました。
★ ★ ★ 作品発表 ★ ★ ★
全員の作品を紹介できなくて残念ですが
どれも素敵な風鈴でした(⋈◍>◡<◍)。✧♡
sat
2020年7月13日
ラベル : 講座
7/9(木)、7/10(金)
俳句実作講座 第3回目が行われました。
3月の開催予定から延期となり、
お待たせしてしまった中、
沢山の受講生の方々にご参加いただきました。
最終日となる第3回目の題は
「節分」もしくは「鳥帰る」で一句。
自由題で一句。です。
ソーシャルディスタンスを確保するため、
会場は講堂となりました。
館長は、「 俳句は五、七、五と短いですが、
できるだけゆったりと簡潔に作ることも大事ですね 」
とお話もされていました。
丁寧な添削指導に、みなさんも熱心に受講されていました(^^♪
最後は水沢高校文芸短詩部の生徒さんと
記念撮影(^^)v
高野館長、受講生の皆樣、
大変ありがとうございました(*‘∀‘*)
次回も皆樣と楽しく講座ができることを
楽しみにしております。
so/i
2020年2月14日
ラベル : 講座
2/6(木)、2/7(金)
俳句実作講座 第2回目が行われました。
第2回目の題は
「吹雪」 もしくは 「寒卵」 で一句。
自由題で一句。 です。
館長は、作品を見て疑問に思ったときは
上下の言葉を入れ替えてみるのもいいと助言をされ、
他にも、情景がさりげなく分かるように作ると良いですね。
とお話もされていました。
講座中、屋根から積もった雪が落ちることもあり、
館長の 「 しずり雪 」 を使った一句で、
笑いが起きることもありました。(^^♪
次回は、3/12(木)、3/13(金)の最終日となります。
お気をつけてご来館ください。(*‘∀‘)
so/i