
- タイトル
- いのちを継ぐ―農業と詩歌
- 会期
- 2026年3月10日(火)~2027年3月14日(日)
9:00~17:00 - 場所
- 2階 展示室
- 入場料
- 無料
- 主催
- 日本現代詩歌文学館
- 図録
- 1,100円(図録の購入は こちら ※準備中)
ウェブ展示室
本展の出品作品と、作者よりご提供いただいた朗読音声を公開しています。
展示テーマ
農業は英語でagriculture、文化はculture であり、いずれもラテン語のcolere〈耕す〉を語源とします。このことは、「食」を得るための労働とその方法・技術の進化にこそ、文化の根源があったことを示しています。それはまた、古来の信仰や風習、伝統文化の多くが稲作の周辺に由来する日本においても、強い説得力を持つでしょう。
農業を中心としてムラが生まれ、国が誕生していく過程の、その源流に目を凝らすなら、信仰、思想、芸能・芸術、そして政治、経済、科学の芽生えをもそこに見出すことができます。文化の根幹には、やはり農業が存在していると言えるでしょう。
人類が宇宙空間に進出し、あらゆる知識経験がAIに取って代わられようとしている現代においても、作物を植え、育て、収穫する、また家畜を繁殖させ、飼育し、その卵や乳や肉を利用するという、農業の基本的な構造は変わりません。それはおそらく未来においても同様です。たゆまぬ研究と努力により農業生産量は格段に増加し、食品ロスが問題になるまでに社会は豊かになりましたが、自然災害はけして克服されたわけではなく、国内では農業後継者の不足、米をはじめとする農産物の価格高騰、上昇しない食糧自給率など多くの問題があり、世界には食糧が行き届かない地域がいまなお多く存在しています。農業こそが文化の根幹であると考えるとすれば、それはまた広く文化の問題でもあるのでしょう。
現代を生きる詩歌人によって、農業とその周辺は、そして農がもたらす恵みと私たちの生活は、どのように捉えられ、表されるでしょうか。私たちの文化の現在を深く見つめ、そして未来を展望する視点をも含めて、本展を開催いたします。
展示内容
・「農業」をテーマとした直筆作品 57点
・出品者による作品朗読音声
・物故作家作品の活字パネル
・インスタレーション「未知なることばを待つ 畑 」
出品者(各分野五十音順、敬称略)
| 詩 | 岩田武昭 | 金井万理恵 | カニエ・ナハ |
|---|---|---|---|
| 小関俊夫 | 佐野カオリ | 菅沼美代子 | |
| 高階杞一 | 武西良和 | 中尾太一 | |
| 中原秀雪 | のもとしゅうへい | 平川綾真智 | |
| 山内優花 | |||
| 短歌 | 植村隆雄 | 梅内美華子 | 門脇篤史 |
| 上篠 翔 | 新海あぐり | 鈴木千登世 | |
| 鈴木晴香 | 寺井 淳 | 時田則雄 | |
| 仲井真理子 | 中根 誠 | 初谷むい | |
| 半藤英明 | 八重樫励子 | 山中律雄 | |
| 𠮷本万登賀 | |||
| 俳句 | 板倉ケンタ | 乾 佐伎 | 太田土男 |
| 岡田一実 | 倉橋みどり | 神野紗希 | |
| 篠沢亜月 | 鈴木牛後 | 涼野海音 | |
| 谷口智行 | 中村和弘 | 中村与謝男 | |
| 二階堂光江 | 伴 明子 | 若井新一 | |
| 川柳 | 飯島章友 | 雨月茄子春 | 加藤当白 |
| こはらとしこ | 坂本一光 | 冨岡敦子 | |
| 久﨑田甫 | 福士かれん | 福本清美 | |
| 真栄城千矢子 | 前田楓花 | 三上博史 | |
| 山上真悠子 |
特別寄稿(敬称略)
| 藤田 智(恵泉女学園大学教授、NHK園芸番組講師) |
協力者(敬称略)
| 角谷昌子 | 工藤嘉信 |
| 現代短歌社 | 佐峰 存 |
| 聖徳工芸 会田不死人 | 新葉館出版 |
| 中川佐和子 | 日本子守唄協会 西舘好子 |
| 日本文藝家協会 | 番傘川柳本社 |
| 本多真弓 |
