井上靖記念室

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井上靖記念室画像1

「物心がついてからずっと土蔵に住んでいたので、今でも土蔵は好きである。入り口の重い土の引戸を開けて、その内部に立ち籠めているひんやりとした古い空気に触れると、何とも言えぬ一種独特の心の安らぎを覚える。」
『幼き日のこと』 

井上靖

 

井上靖記念室画像2
井上靖記念室画像3

「私は自分の作品が詩といふより、詩を逃げないやうに閉ぢ込めてある小さい箱のやうな気がした。(略)曾て私を訪れた詩の一つ一つが――ふと私の心にひらめいた影のやうなものや、私が自分で外界の事象の中に発見した小さな秘密の意味が、どこへも逃げ出さないで、言葉の漆喰塗りの箱の中の隅の方に、昔のままで閉ぢ込められてあるのを感じた。」
『北国』 あとがき 井上靖

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