詩歌の森日記
2017年12月24日 13時06分
ラベル : イベント
展示
昨日12月23日、
3名の詩人をお招きし、
「詩歌と音のプリズム」展の関連イベント
「詩のことば、声のちから」を
開催しました。
開始時刻になると、会場となった展示室は満員に!
たくさんのお客さまに来場いただきました。
第1部は
ジェフリー・アングルス氏による講演。
日本語での詩の朗読をまじえながら、
詩を書きはじめたきっかけや、詩の英訳についてなど、
穏やかに、またユーモアたっぷりに、語ってくださいました。
第2部は
新井高子氏(写真左)を司会に、
金野孝子氏(写真中央)、ジェフリー氏の朗読とトークを行いました。
新井氏によって『東北おんば訳 石川啄木のうた』にまとめられた
大船渡での“翻訳”プロジェクトの話題からトークがスタート。
金野氏による情感豊かな「おんば訳」の朗読に、
会場のお客さまも、時にしみじみと、時にくすっと笑いながら、
耳を傾けていました。
後半では、
大船渡の土地言葉で書かれた金野氏の詩を
ジェフリー氏が英訳し、朗読。
短い時間ではありましたが、
英語、日本語、そして「ケセン語」を行き来しながら、
まさに、詩のことばと声が持つちからを
体感するイベントとなりました。
3名の詩人のみなさま、
ご来場いただいたみなさま、
ありがとうございました!
H.H
2017年11月29日 16時47分
ラベル : イベント
11月11日(土)
「第14回 俳句まつり」の表彰式が行われました!
選者は小林輝子(こばやし てるこ)先生です。
小学校 低中学年の部、高学年の部、
中学校の部、高校の部から、
特選1句、優秀3句、秀逸5句、佳作24句が選ばれます。
今年も市内、市外含め36校から
6,070句もの作品が寄せられました!!
神奈川県、三重県からも!
みなさんの緊張感が伝わってきます。。。
〈特選〉の作品を紹介します!
☆小学校低中学年の部 夕立はベートーベンが指揮してる
☆小学校高学年の部 漆黒の空をつかみて花火咲く
☆中学校の部 サイダーに入れた氷が音奏で
☆高校の部 目を閉じて風鈴の音と空へ行く
入賞したみなさん、本当におめでとうございます!!
表彰式のあとは「俳句であそぼ」です。
先生と一緒に、〇☓の俳句クイズをしてから、
パズルやかるたなど好きな遊びをします。
ディズニーの俳句かるた。毎年盛り上がります(^^)
こちらは、なぞり書きのコーナー♪
今年もたくさんの応募、参加ありがとうございました!!
惜しくも賞に入れなかった方も、賞に入った方も、
来年も是非、参加お待ちしております!
ma-w
2017年10月26日 09時45分
ラベル : 日常
イベント
2014年11月から足かけ2年、
詩人の新井高子さんと一緒に大船渡を訪れ、
石川啄木の短歌を、地元のことばに訳してみよう!
という取り組みを行ってきました。
(その様子は、過去のブログを・・)
毎回、
「てんてん(濁点)付けで」 「いや、付けねぇのだ」
「その〈あ〉は小さぐ」 「カタカナだな」
といった議論を喧々諤々と・・
そうして完成した100首。
このたび、つ、つ、ついに!!
な、な、なんと!!!
本になりましたーーー
かなしきは
かの白玉のごとくなる腕に残せし
キスの痕かな
これが地元のお母さんたち(おんば)の手にかかると
せづねぇのァ
あの白い玉みだいな腕(けァな)さ残(のご)した
チュウの痕(あど)だべ
とても魅力的に♡
しかも、QRコードを読み込むと、
本物のおんばの朗読を聴くことが。
文字で楽しみ、声に出して味わい、聴いてほっこりする、
三拍子そろった一冊になりました☆
☆絶賛発売中☆
T2