7/21(日)、7/28(日)、8/4(日)、8/11(日)に
俳句入門講座が開催されました。
講師は、『樹氷』主宰で岩手県俳人協会会長
を務めていらっしゃいます、白濱一羊先生です。
第1回は、先生の用意してくださった資料をもとに、
切れ字など俳句の基本的な型を教えていただきました。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
第2回、第3回は句会を行いました。
句会のながれとしては、
まず自作の句を短冊に書き写し、
名前を書かずに投句箱に投句します。
それを先生が一度回収され、
ランダムに数枚ずつ受講生に配ります。
それらを順番に清記用紙に書き写しながら、回覧。
清記用紙をみて良いと思った句を一人3~4句、
また特に良いと思った1句(特選)を選句用紙に
書き留めておきます。
その後、披講を行い句が選ばれた方は名乗りを上げます。
句を書いた作者の意図を先生が質問される
場面もあり、添削もしていただきました。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
最終日である第4回は吟行句会を行い、
更に俳句の表現と理解を深めていきます。
場所は主に「詩歌の森」内で、
決められた時間の中で時にメモに書き込みながら、
思い思いに作句されていました。
雑草園も人気の場所の一つです。
建物の中によく風が通り、
風鈴の音が一層夏を感じさせます。
雑草園の管理人さんも笑顔で見守っておられました。
蟬がいたる所で、
とても元気に鳴いたのも印象深かったです。
今回、句の題材としても蟬を使われている方が
多かったように感じました。
ここで、全4回の講座の中で
それぞれ点数や特選数が多かった句を
ご紹介します。
・束稲山(たばしね)に大むらさきの隠れ径
・夕立や湯宿に並ぶ登山靴
・雀のせ尚真っ直ぐや野萱草
・炎天や鼻梁の高きイブの像
点が全てではない、点が入っていなくても
良い句はあると先生はお話されていました。
先生の添削に、みなさん熱心に耳をかたむけられ、
時にうなずかれたりしながら
メモをとっていらっしゃる姿が印象的でした。
句会を終えたら、
最後に全4回の講座の中で作った
ご自身の句の中でお気に入りの1句を選び、
短冊に揮毫していきます。
今回もみなさんの自信作が出揃いました。
短冊に揮毫された作品は9月7日(土)から
階段横のサンチョクコーナーにて展示しております。
是非足をお運びください。
白濱先生、受講生のみなさん、
本当にありがとうございました。
来年のご参加もお待ちしております!
OKP