詩歌の森日記

短歌入門講座 第2回

7/10(土)に短歌入門講座の

第2回目が開催されました。

今回は、テーマや技法を意識して詠むことを練習しました。

 

はじめに、受講生の方に予め提出いただいた二首の歌を

名前を伏せて鑑賞しました。

 

①鑑賞 その1 写実(ものごとの実際の様子を写す)の歌

主観を入れず作ってみましょうとのお題です。

意識しても、感情がどこかに入って

しまいがちになるそうです。

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自分以外の歌について、感想を付箋に書いて貼りました。

 

「たまには感情を廃してカメラのような眼で

詠んでみるのもいいですよ」と、先生。

逆に自分がどういうことに感情を入れる

傾向があるのか分かったりするそうです。

 

②鑑賞 その2 非現実的な歌

グループ内で、一首につき3分を目安に

感じたことを話し合いました。

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先生も出来栄えにびっくりされていました( ゚Д゚)

 

先生は、「写実と非現実な歌、対極的な歌を作ってみて

いかがでしょうか。

作るときの感覚が違う感じがしませんでしたか。

自分の好きな傾向が分かったり、また、自分の歌の偏りからも

解放されることもあります。

これから自分で作るときにも意識してみると面白いですよ」

と仰っていました。

 

続いては…歌作りに役立つ技法を3つ教えてもらいました。

 

③技法あれこれ

Aオノマトペ

B体言止め

C擬人法

 

そして…最後は

④歌会(*^-^*)

説明のあった技法(A~C)のいずれかを使った実作をしました。

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それぞれに分かれて、鑑賞しました。

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最後に一首づつ先生からアドバイスをいただきました(*^-^*)

 

技法を使って表現することで

言葉の持つ力を強調したり、感動を高めたり

調子を整えたり。。

表現の幅の広がりが体感できました。

 

言葉の多面性を感じることができた第2回目でした。

 

bakky

 

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