令和4年度 俳句実作講座(1班、2班)が開催されました。
講師は、高野ムツオ館長です。
◇◇第1回 8/25(木)、8/26(金)開催◇◇
はじめに、第1回目の題となっている「葡萄」「七夕」の季語を
取り入れている有名な俳人の作品を鑑賞していきます。
「七夕」には「雨」がつきもので、雨の句が多いことや
季語の意味についても詳しく教えて下さいました。
他にも、類想、類句について、気を付けた方がよいとのことで、
エピソードを交えてお話して下さいました。
次に受講生の皆さんの添削指導です。
作品を見ながら、更に良くなるにはどうしたらよいのか
丁寧に指導をされる館長。
「青葡萄」「青柿」など、果物に「青」つける場合の注意点や
難しさについても教えて下さいました。
(食べられるものと、食べられないものがあるため)
受講者から季語についての質問などもあり、
皆さん熱心に受講されていました。
◇◇第2回 9/15(木)、9/16(金)開催◇◇
題は「花野」または「月」で一句、自由題で一句、です。
有名な俳人の作品の中から、「花野」「月」の季語を
取り入れている作品を紹介しながら、
季語の意味、作者の思いや情景なども詳しく教えてくださいました。
添削指導では、言葉の選び方や語句の入れ替えについて具体的に
説明してくださいました。
(例)
月の出や(上五)→ 宵闇やとした場合、
月が出る前の闇となる。(一つの方法)
並ぶ屋根(下五)→ 屋根並びと入れ替えることで、
印象がやわらかくなる。
◇◇第3回 10/27(木)、10/28(金)開催◇◇
題は「小鳥来る」または「露」で一句、自由題で一句、です。
「小鳥来る」という季語は、基本、朝や鳴き声であること、
対比として「色鳥」という季語があることも教えてくださいました。
館長は、季重なりの質問に対して
・名句にも沢山ある。ケースバイケースで
必ずしも駄目という事ではないですが、注意はした方がよい。
・俳句を習っている時などは、避けた方がいいですね。
などなど、いくつかの具体例を参考に分かりやすく
説明してくださいました。
良い俳句が多くなっていて、とても楽しく鑑賞できる。
是非、「鬼剣舞」「鹿踊」などの、ご当地季語を使って俳句をつくり、
大事に語り継ぎたいですね。とおっしゃっていました。
高野館長、受講生の皆様、
大変ありがとうございました。
次回も是非ご参加お待ちしております(*^^*)
so/i